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執筆者の写真ミウラ

タンパク質足りてますか?続編 

■おすすめは鶏むね肉のしっとり柔らか低温調理


タンパク質は多くの食材に含まれていて、体の根幹を成す栄養素ですが、その質は食材によって変わります。質の尺度はアミノ酸スコアで表し、もっとも良質なのが9種の必須アミノ酸がまんべんなく含まれ基準値を満たしたもの。スコアが100となります。

肉類、魚類、卵、乳製品がアミノ酸スコア100の食材です(大豆製品も100に近い)。

なかでも毎食に取り入れやすく、さらに低脂肪にもかかわらずタンパク質が100g中22.3gと最も多いのが鶏むね肉。

アミノ酸の中でもセロトニンの材料になるトリプトファン、快眠を促すグリシンが多く含まれます。また、抗酸化作用や疲労回復に役立つ成分イミダペプチドが豊富で、最近では脳の活性化効果があることも判明しています。


私は鶏むね肉の効能は知っていたのですが、脂肪が少ないので料理してもパサパサしたり硬くなったりしてイマイチ美味しく調理できませんでしたが、しっとりと柔らかくするコツは低温調理だとわかりました。

専用の調理器具を使わずによい方法はないかと調べ、いろいろ試していくうちにベストな調理法を発見。

管理栄養士の関口絢子さんが紹介するサラダチキン調理法です(関口絢子のウェルネスキッチン)。

これは目からウロコなほどの絶品で、そのままで食べても美味しく、しかも炊飯器で簡単にできるのでイチオシです。

保存料も全く入っていないので、スーパーやコンビニにあるサラダチキンよりも安全です。ぜひお試しください。


■炊飯器の保存機能を使う

<材料>(写真は肉2枚で調理しています。順番は左上より右へ)


鶏むね肉1枚(250g前後)

塩 小さじ1弱

ハチミツ 小さじ1

オリーブオイル 大さじ1

チャック式保存袋 1枚


<作り方>

①鶏肉は皮をとり、塩とハチミツを全体に馴染ませる(写真は、1枚の肉がかなり厚めだったのでそぎ切りして切り分けた)。

②ジップロックのようなチャック式保存袋に肉を入れ、オリーブオイルを加え、中の空気をしっかりと抜いて密閉する。

③炊飯釜に袋を入れ、熱湯を全体がかぶる程度加える。

④炊飯器の保温機能をセッティングして、だいたい1時間30分~2時間で出来上がり(何度か作った経験では1枚で1時間30分程度、2枚で2時間弱が目安)。


バンバンジーやサラダ、和え物、炒め物、おつまみなど、幅広く調理に使って、タンパク質を効果的に摂取しましょう。

上の作業工程の最後の写真は2枚分低温調理し、1枚はすぐに使いやすいように切って容器に入れたものと、もう1枚はそのまま冷凍保存。自然解凍しても、長期の保存でなければ同じように美味しくいただけます。

朝食のメニューの1品として、そのまま薄切りしても美味しくいただけました。



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